文献詳細
原著
文献概要
緒言
陰茎の疾患は,視診,触診,生検などにより,比較的容易に診断が下されることが多い。しかし,疾患によつては,陰茎内部の状態をより十分に知ることが望まれ,かかる場合に最も有力な検査法として陰茎海綿体造影法(corpus cavernoso-graphy)がある。May & Hirtl1)(1955)は本法を各種陰茎疾患に応用し,その診断的価値を高く評価しており,その後もMolnar & Hajos2)(1960),Hirtl3)(1962),Hamilton & Swann4)(1967)らによりPeyronie's diseaseなどへの応用が報告されている。
最近われわれも本法を各種陰茎疾患に応用し,若干の興味ある結果を得たので報告する。
陰茎の疾患は,視診,触診,生検などにより,比較的容易に診断が下されることが多い。しかし,疾患によつては,陰茎内部の状態をより十分に知ることが望まれ,かかる場合に最も有力な検査法として陰茎海綿体造影法(corpus cavernoso-graphy)がある。May & Hirtl1)(1955)は本法を各種陰茎疾患に応用し,その診断的価値を高く評価しており,その後もMolnar & Hajos2)(1960),Hirtl3)(1962),Hamilton & Swann4)(1967)らによりPeyronie's diseaseなどへの応用が報告されている。
最近われわれも本法を各種陰茎疾患に応用し,若干の興味ある結果を得たので報告する。
掲載誌情報