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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科26巻1号

1972年01月発行

文献概要

原著

67Ga-citrateによる泌尿性器悪性腫瘍シンチグラムの検討

著者: 岸本孝1 小峰志訓1 宮前達也2

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室 2東京大学医学部放射線医学教室

ページ範囲:P.31 - P.38

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はじめに
 シンチグラフィーによる悪性腫瘍の診断は,腫瘍に選択的に摂取されたRIを陽性像として描出するのが理想であり,これまでにも多数の研究が行なわれてきた1〜5)。しかし,現在のところ一部の腫瘍,たとえば骨腫瘍,脳腫瘍,甲状腺癌転移などを除き,臨床的に満足すべき結果はえられていない。
 Galliumは元来,骨スキャンに用いられてきたRIであるが,1969年Edwardsら6)67Ga-citrateを用いて,ホジキン病患者の骨スキャンを実施中,たまたま頸部リンパ節の病巣にも本RIがとりこまれることを発見した。東ら7)はこれに着目し,67Ga-citrateに関する基礎実験とともに臨床例を報告した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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