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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科26巻10号

1972年10月発行

原著

屈曲可能なGlassfiber製膀胱鏡による膀胱頸部の観察

著者: 土田正義1 菅原博厚1

所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.873 - P.875

文献概要

はじめに
 Glassfiberの特長は,屈曲した状態でも映像を伝達できることである。この性質を応用したGlas-sfiberscopeの完成により,胃,12指腸,気管支などの検査は進歩を遂げるに至つた。
 ところが泌尿器科領域で古くから行なわれている膀胱鏡検査には,今日でも依然として(硝子)レンズ光学系を使つた膀胱鏡が使われており,Glassfiber (系)は膀胱内視野を照射する導光体として利用されるに過ぎない。映像伝達系としてGlassfiberが膀胱鏡検査に利用される理由を考えてみると,構造上当然のことながら,レンズ光学系の方がGlassfiberより解像力が優れていること,レンズ光学系の支持体が直線状の金属製固体であつても,尿道を通じて膀胱鏡を挿入するのにあまり困難を感じないことなどが挙げられよう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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