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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科26巻12号

1972年12月発行

原著

鎮痛剤常用者にみられた両側腎乳頭壊死の1例

著者: 関根昭一1

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1059 - P.1064

文献概要

はじめに
 腎乳頭壊死は欧米では多数の報告例がみられるが,本邦では未だまれな疾患と思われる。以前より糖尿病,尿路感染症,尿路閉塞と関係深いことが知られており,最近では鎮痛剤の乱用(殊にフェナセチソ),鎌状赤血球症との関係も指摘されている。本邦では報告例が自験例を含めて15例しかなく,殊に鎮痛剤による腎乳頭壊死のはつきりしたものは未だその報告例がないようである。最近当教室で,鎮痛剤常用者にみられた腎乳頭壊死の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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