文献詳細
特集(増刊号の)5 尿路・性器疾患の化学療法(感染症と腫瘍)
Ⅱ.副性器感染症の化学療法
文献概要
はじめに
性器結核の発生頻度は,第2次大戦の前には泌尿器科外来患者の約3.5%であつたが,1945年頃から急激に増加して,1949年には最高(6.6%)に達した。その後Streptomycin (SM)をはじめとする抗結核化学療法が導入されるとともに次第に減少して5%台となり,1959年頃から急に下降線をたどり,1960年頃には約半数の2.3%となつた。その後引続き徐々に減少して,1970年12月末におけるわれわれの全国的調査1)の結果では0.5%となつている。
性器結核の発生頻度は,第2次大戦の前には泌尿器科外来患者の約3.5%であつたが,1945年頃から急激に増加して,1949年には最高(6.6%)に達した。その後Streptomycin (SM)をはじめとする抗結核化学療法が導入されるとともに次第に減少して5%台となり,1959年頃から急に下降線をたどり,1960年頃には約半数の2.3%となつた。その後引続き徐々に減少して,1970年12月末におけるわれわれの全国的調査1)の結果では0.5%となつている。
掲載誌情報