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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科26巻2号

1972年02月発行

文献概要

原著

膀胱腫瘍照射療法後の放射線障害(出血性膀胱炎)

著者: 坂田安之輔1

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.149 - P.155

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はじめに
 膀胱腫瘍に対して,術前照射および術後照射が積極的に用いられるようになり,線源の改良,照射技術の進歩が相まつて,予後成績を著しく向上させてきた。照射効果が十分に発揮されるためには,照射に伴う副作用(骨盤腔内臓器の早期反応)を制御しながら,予定線量を完逐させることが絶対に必要であるが,一方,照射終了後に種々の形で晩期反応が出現することがあり,それが極めて難治で,時には重篤な事態を招くことがある。著者は晩期反応としての出血性膀胱炎および直腸炎の治療に難渋した経験を述べ,それらの対処の方法について考えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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