文献詳細
文献概要
原著
Buschke-Loewenstein腫瘍の1例
著者: 秋元成太1 西浦弘1 近喰利光1
所属機関: 1日本医科大学泌尿器科教室
ページ範囲:P.247 - P.251
文献購入ページに移動臨床上,ほとんど陰茎癌と考えられた症例に数回の生検を施行しても組織学的に悪性所見を得られない例がある。condylomaに似た組織像を呈し,giant condyloma, carcinomalike condyloma,Buschke-Loewenstein Tumor(以下B.L.と略す)と呼ばれているものがこれにあたる。最近われわれはこの腫瘍に属すると考えられる1症例を経験したので,若干の文献的考察とあわせて報告する。
掲載誌情報