文献詳細
図譜・369
文献概要
患者血尿を主訴とした67歳の男子。
現症右腎はIVPで機能なく,RP像から下極の腫瘍と診断(第1図)。左腎は機能正常だが下方に圧排され,その上部に手拳大,円形の腫瘤陰影があり(第1図),腹部大動脈撮影で左腎動脈起始部から2本の副腎枝が腫瘤をつつむように走り(第2図),遷延像では腫瘤中にpoolingが著明(第3図)。副腎機能検査に異常がないため右腎腫瘍の左副腎転移と診断した。
現症右腎はIVPで機能なく,RP像から下極の腫瘍と診断(第1図)。左腎は機能正常だが下方に圧排され,その上部に手拳大,円形の腫瘤陰影があり(第1図),腹部大動脈撮影で左腎動脈起始部から2本の副腎枝が腫瘤をつつむように走り(第2図),遷延像では腫瘤中にpoolingが著明(第3図)。副腎機能検査に異常がないため右腎腫瘍の左副腎転移と診断した。
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