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原著
男性化を呈した副腎皮質癌
著者: 島崎淳1 栗原寛1 古谷信雄1 松岡政紀1 志田圭三1 佐藤恒治2
所属機関: 1群馬大学医学部泌尿器科学教室 2群馬大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.691 - P.695
文献購入ページに移動副腎皮質に由来する癌腫の過半数はホルモンの過剰による内分泌活性を有するという。これらの症状はCushing症候群を呈するもの,アルドステロン産生性,男性化または女性化を呈するものなどと多岐にわたり,内分泌学的に興味ある疾患である1)。私どもは最近男性化を主症状とした17歳女子に副腎皮質癌と診断し,手術により加療したのでその概要を報告する。
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