icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科26巻9号

1972年09月発行

原著

いわゆるPseudoseminomaと判定された幼児睾丸腫瘍の1例

著者: 三樹明教1 成瀬克邦1 工藤茂宣1 舟生富寿1 永井一徳2

所属機関: 1弘前大学医学部泌尿器科学教室 2弘前大学医学部第1病理学教室

ページ範囲:P.807 - P.812

文献概要

緒言
 小児睾丸の悪性腫瘍は比較的まれであり,しかもその大多数は奇形腫,胎児性癌で,セミノーマはきわめてまれとされている。しかし,本邦では西尾11)の集計以来1971年10月までに,交献上でほぼ26例を数えることができる。われわれは8ヵ月の幼児の左睾丸に発生した腫瘍を摘出,組織学的所見によりセミノーマと診断したが,さらに精査を加えたところ,その判定に問題が存したことが明らかにされたので,症例の詳細を報告し,検討を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら