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過去20年以上の間腎鋳型結石の治療に関しては泌尿器科医の間でいろいろと議論がなされてきたが,外科的な切石術では術後の仮性真性再発が一番問題となる。しかし現在では鋳型結石の切石術は結石の摘出と共に結石再発の病巣となる下腎杯腎盞の摘除を行なうことが広く実施されている。著者らは過去18年間に300例以上の各種腎結石および多発性結石を外科的に治療したが,腎下極切除による鋳形結石摘出術がその再発防止にも良いことを経験し,術式と共に症例について述べている。
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