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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科27巻1号

1973年01月発行

文献概要

原著

先天性腎発育不全症の3例

著者: 岡田清己1 広川勲1 中野巌1

所属機関: 1国立東京第一病院泌尿器科

ページ範囲:P.39 - P.43

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緒言
 先天性腎発育不全症は,現在の泌尿器科学ではまず見逃がすことのない疾患である。これには発育の程度により無発生,無形成,形成不全の3型に分類される。しかし,診断上の限界もあり,さらに後天的な萎縮腎との鑑別も必要であり,それ故どの発育不全型に入るかを決めることは決して容易なことではない。この疾患には生殖器奇形,反対側尿路奇形,二次的合併症も多いことにより,その診断,治療には十分注意を要さなければならない。最近われわれは発育不全腎3例を経験したので報告すると共に,これらの診断,治療に対する意見をのべてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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