文献詳細
原著
睾丸被膜の収縮と睾丸内圧
著者: 白井將文1 力丸暘2 丸山武夫3 田頭功4
所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科学教室 2東北大学医学部整形外科学教室 3東北大学医学部応用生理学教室 4東北工業大学電子工学科
ページ範囲:P.849 - P.852
文献概要
Davis and Langford(1969, 1970)1,2)によりラット睾丸被膜が各種自律神経薬剤により収縮することがはじめて明らかにされたが,その後Rikimaruand Suzuki(1972)3)により家兎睾丸被膜も各種自律神経薬剤や電気刺激に対して収縮や弛緩を示すことが証明された。そこで著者らはヒト睾丸被膜においても同様の反応がみられるのかどうか,さらには睾丸被膜が収縮すれば当然のこととして睾丸の内圧が上昇することが予想されるので,これらの点について検討を加えてみることにした。
掲載誌情報