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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科27巻10号

1973年10月発行

Urological Letter・154

会陰式前立腺摘出術の適応症の減少

ページ範囲:P.865 - P.865

文献概要

 近年に至り,癌のための根治的会陰式前立腺摘出術が行なわれることは明らかに少なくなつた。このことは,前立腺癌が全治するという認識が高まり,前立腺結節の発見についての医学界の認識も深まつていることに矛盾している。
 会陰式手術の減少には二つの理由があると思われる。一つは放射線療法が効果的で,Stage Bの結節の場合には根治的効果さえあるということ。第二は,手術の方が良いというときでも,実際的に,上方からすばらしく行なえること,すなわち根治的恥骨後式前立腺摘出術が会陰式手術と同じ程度に効果的であるということである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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