文献詳細
Urological Letter・154
文献概要
近年に至り,癌のための根治的会陰式前立腺摘出術が行なわれることは明らかに少なくなつた。このことは,前立腺癌が全治するという認識が高まり,前立腺結節の発見についての医学界の認識も深まつていることに矛盾している。
会陰式手術の減少には二つの理由があると思われる。一つは放射線療法が効果的で,Stage Bの結節の場合には根治的効果さえあるということ。第二は,手術の方が良いというときでも,実際的に,上方からすばらしく行なえること,すなわち根治的恥骨後式前立腺摘出術が会陰式手術と同じ程度に効果的であるということである。
会陰式手術の減少には二つの理由があると思われる。一つは放射線療法が効果的で,Stage Bの結節の場合には根治的効果さえあるということ。第二は,手術の方が良いというときでも,実際的に,上方からすばらしく行なえること,すなわち根治的恥骨後式前立腺摘出術が会陰式手術と同じ程度に効果的であるということである。
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