文献詳細
文献概要
Urological Letter・156
Queyratの紅花肥厚症—Erythroplasia
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.1003 - P.1003
文献購入ページに移動第1例は,初診の1959年には35歳で,当時旧い包皮切開術後の瘢痕部から起こつた扁平上皮癌があり,また亀頭には丘疹があつた。これらを切除したが,後者は病理学者によりQueyratの紅色肥厚症と診断された。その後亀頭に斑状物が1966年,1967年,1971年と3回生じ,その都度切除した。それらの病理学的診断はそれぞれJntraepidermal carcinoma (Erythroplasia of Queyrat),早期扁平上皮癌,およびPreinvasive carcinoma (非侵入性癌)であつた。1971年以後は再発していない。
掲載誌情報