文献詳細
カラーグラフ 腫瘍シリーズ・15
文献概要
1.後腹膜脂肪肉腫(Retroperitoneal liposarcoma)
患者は74歳,男子。約2カ前より腹部膨満感を覚え,左下腹部に鶏卵大腫瘤を触知する。某内科にて諸検査の結果,後腹膜腫瘍の疑いにて当科を紹介され入院。
入院時腹部は左肋骨弓より骨盤部にかけて著明に膨隆し腫瘤を触知。Aortography,L-RPの後手術施行。腫瘍は腹腔内に充満しColonは腫瘍の直上にさらに左腎は腫瘍のため正中線を越し右側に圧排されていた。左腎と共に腫瘍を摘出,重量8800g,病理組織学的にStoutの分類のMixed type脂肪肉腫と診断した。
患者は74歳,男子。約2カ前より腹部膨満感を覚え,左下腹部に鶏卵大腫瘤を触知する。某内科にて諸検査の結果,後腹膜腫瘍の疑いにて当科を紹介され入院。
入院時腹部は左肋骨弓より骨盤部にかけて著明に膨隆し腫瘤を触知。Aortography,L-RPの後手術施行。腫瘍は腹腔内に充満しColonは腫瘍の直上にさらに左腎は腫瘍のため正中線を越し右側に圧排されていた。左腎と共に腫瘍を摘出,重量8800g,病理組織学的にStoutの分類のMixed type脂肪肉腫と診断した。
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