文献詳細
原著
Grégoir plastic追加6症例
著者: 鈴木三郎1 大井鉄太郎1 佐々木寿1 田林幸綱1 川端讃1 土屋哲1
所属機関: 1東京医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.203 - P.209
文献概要
膀胱尿管逆流現象(以下VUR)が臨床的に重要な意義のあることが指摘されて以来治療方法,保存的療法の効果とその限界,逆流防止術の適応などに関して各方面から多数の報告がみられる。逆流防止術の術式も多く,各症例について如何なる術式を選択すればよいか,各術式にはそれぞれ長短がありその評価はまちまちである。
われわれはさきにVURを示した6歳女児,26歳男子の2例2尿管にGrégoir法による術式を施行して報告したが,その後6例11尿管に施行したので追加報告する。
掲載誌情報