文献詳細
原著
文献概要
緒言
尿道憩室は従来まれなものとされていたが,近年本症に対する認識も高まり,診断法の進歩もあつてしだいに報告例も増加している。
しかし,男子小児の症例は少なく,やはりまれなものであるが,これは小児が未だ十分に泌尿器科的検査を受ける機会に恵まれていないためとも考えられる。しかも小児例では排尿障害が強くあらわれ,尿閉や上部尿路障害を伴う場合も多く,早期に適切な診断,治療を行なう必要がある。また幼児期のものでは尿失禁(奇異性尿失禁)を示しながら放置される例もあり,小児での泌尿器科検査は一層普及さるべきものと考えられる。
尿道憩室は従来まれなものとされていたが,近年本症に対する認識も高まり,診断法の進歩もあつてしだいに報告例も増加している。
しかし,男子小児の症例は少なく,やはりまれなものであるが,これは小児が未だ十分に泌尿器科的検査を受ける機会に恵まれていないためとも考えられる。しかも小児例では排尿障害が強くあらわれ,尿閉や上部尿路障害を伴う場合も多く,早期に適切な診断,治療を行なう必要がある。また幼児期のものでは尿失禁(奇異性尿失禁)を示しながら放置される例もあり,小児での泌尿器科検査は一層普及さるべきものと考えられる。
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