文献詳細
原著
文献概要
緒言
外陰部の尖圭コンジロームは,しばしば見られる良性腫瘍であるが,しかし,時には急速に増大して巨大となり,その外観も癌腫様を呈する異型増殖型のものがある。これは綿密な病理組織学的検査においても悪性像を示さないいわゆるCarcinoma-like Condylomataである。ところが,ごく稀に悪性化を示す症例があり,今までにごくわずかな報告例がみられる。今回私達も尖圭コンジロームとして治療した後,3年10カ月して悪性化像を呈した症例を経験したので,ここに報告する。
外陰部の尖圭コンジロームは,しばしば見られる良性腫瘍であるが,しかし,時には急速に増大して巨大となり,その外観も癌腫様を呈する異型増殖型のものがある。これは綿密な病理組織学的検査においても悪性像を示さないいわゆるCarcinoma-like Condylomataである。ところが,ごく稀に悪性化を示す症例があり,今までにごくわずかな報告例がみられる。今回私達も尖圭コンジロームとして治療した後,3年10カ月して悪性化像を呈した症例を経験したので,ここに報告する。
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