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原著
尖圭コンジロームの悪性化したと考えられる1例
著者: 松岡俊介1 福島修司1 岩本晃明1
所属機関: 1横浜市立市民病院泌尿器科
ページ範囲:P.229 - P.232
文献購入ページに移動外陰部の尖圭コンジロームは,しばしば見られる良性腫瘍であるが,しかし,時には急速に増大して巨大となり,その外観も癌腫様を呈する異型増殖型のものがある。これは綿密な病理組織学的検査においても悪性像を示さないいわゆるCarcinoma-like Condylomataである。ところが,ごく稀に悪性化を示す症例があり,今までにごくわずかな報告例がみられる。今回私達も尖圭コンジロームとして治療した後,3年10カ月して悪性化像を呈した症例を経験したので,ここに報告する。
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