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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科27巻7号

1973年07月発行

手術手技

腎結石に関する手術—腎部分切除術

著者: 小島弘敬1

所属機関: 1帝京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.551 - P.557

文献概要

Ⅰ.術式と概念
 腎を全体として摘除する腎摘除術(Nephrecto-my),血行および尿路に関して,独立した二単位の融合している腎(重複腎盂,馬蹄鉄腎)において,その一単位を摘除する半腎摘除術(Hemine-phrectomy)に対して,通常の形態の腎の実質の一部を摘除する手術を腎部分切除術という。すでに19世紀の後半,Spiegelberg, Wells, Czernyらにより行なわれたが,その後,とくに第2次大戦ののち手術および麻酔法の技術的向上,抗菌剤の開発に伴ない外科手術の臓器保存的傾向が指向されるに至り,腎結核,腎結石の手術術式として重要な位置をしめることになつた。ここでは,腎結石に対する腎部分切除術について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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