文献詳細
原著
化学療法が奏効した多発性膀胱乳頭状癌の治験例
著者: 長田尚夫1 井上武夫1 平野昭彦1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.575 - P.578
文献概要
われわれは表在性膀胱腫瘍の再発防止を目的として,Thiotepaを膀胱内に注入している。その効果は著明であつて,成績の一部は第59回日本泌尿器科学会総会で発表し,原著としても報告した1)。
膀胱腫瘍は泌尿器科領域においてもつともしばしばみられる悪性腫瘍であるが,その形態はきわめて多彩であるため,治療法も多種多様である。
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