文献詳細
原著
文献概要
緒言
悪性尿道腫瘍についての報告は,漸次その症例の増加がみられている。尿道癌では森(1967)は本邦で193例,欧米で640例以上と記載し,赤坂(1971)は本邦の男子尿道癌の81例を集録し報告している。しかし,尿道肉腫の症例報告は極めて稀である。
Campbell, HarrisonのUrology (1970)は男子尿道肉腫20例,女子尿道肉腫23例を集計,記載しているが,本邦では,中野,荒井(1957)の尿道粘膜より発生した陰茎の悪性黒色肉腫の症例に始まり,現在までに6例を数えるに過ぎない。
悪性尿道腫瘍についての報告は,漸次その症例の増加がみられている。尿道癌では森(1967)は本邦で193例,欧米で640例以上と記載し,赤坂(1971)は本邦の男子尿道癌の81例を集録し報告している。しかし,尿道肉腫の症例報告は極めて稀である。
Campbell, HarrisonのUrology (1970)は男子尿道肉腫20例,女子尿道肉腫23例を集計,記載しているが,本邦では,中野,荒井(1957)の尿道粘膜より発生した陰茎の悪性黒色肉腫の症例に始まり,現在までに6例を数えるに過ぎない。
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