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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科27巻9号

1973年09月発行

文献概要

手術手技

腎奇形に関する手術—馬蹄鉄腎と嚢胞性腎疾患

著者: 酒徳治三郎1

所属機関: 1山口大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.729 - P.736

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〔馬蹄鉄腎〕
はじめに
 馬蹄鉄腎horseshoe kidneyは,両腎の下極が正中線上で癒合している先天異常で比較的よく見られる。ほかに合併症がなければ放置していてもよいが,水腎,結石,感染などの併発を伴うことが多く,この時には手術的治療の適応となることが多い。
 本症の発生頻度は剖検600〜800例中1例といわれるが,泌尿器科患者のみにかぎるとその頻度は高くなり,Lowsley6)は284例中1例,またJuddらは腎手術142.6例中1例に馬蹄鉄腎がみられると述べている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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