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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科27巻9号

1973年09月発行

原著

尿路感染症に関する研究—Ⅸ.計算板法による尿中白血球数について

著者: 石部知行1 広本宣彦1 仁平寛巳1

所属機関: 1広島大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.737 - P.740

文献概要

 尿中有形成分の正常値を明らかにすることは臨床上重要で,小児尿中白血球数に関しては10/mm3以下9),50/mm3以下6)といつた値があげられている。尿中有形成分によつて尿路感染症(以下UTIと略記)診断の補助的検査とする場合,年齢,性,採尿法など各種の因子がその成績に関与し,著者らもこの点について二,三報告してきた。今日,UTI診断にとつて尿中細菌の定量培養法がもつとも大切であることは論をまたないが,尿中桿菌数と白血球数のいずれがUTIをscreeningする方法として有用であるかは異論のあるところである。
 今回,著者らは尿中白血球数のUTI診断における有用性を外来で得た尿を用い,計算板法により検討したので,その成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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