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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科27巻9号

1973年09月発行

文献概要

原著

下大静脈後尿管の1治験例

著者: 宮下厚1 郷路勉1 池田務1

所属機関: 1茨城県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.753 - P.756

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はじめに
 水腎症は日常診療でたびたび遭遇する疾患で,その原因としては尿路結石,尿路結核および先天性腎盂尿管移行部狭窄などが多い。血管が原因になつているものとしては,異常血管が尿管をしめつけるような走行をしていることがめずらしくないが,さらに稀なものとして下大静脈後尿管(Retrocaval ureter)がある。本症は尿管が下大静脈の後を通る先天性の奇型で右側にあるのが普通である。
 現在,本邦で75例(1969年)の集計があるが,われわれは,本症の1治験例を経験したのでその概略を報告し,若干の文献的考察を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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