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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科28巻11号

1974年11月発行

原著

尿路感染症に関する研究—ⅩⅤ.カテーテル尿における混入汚染細菌の検討

著者: 碓井亜1 石部知行1 仁平寛巳1 小田サキ子2

所属機関: 1広島大学医学部泌尿器科学教室 2広島大学医学部付属病院中央検査部細菌検査科

ページ範囲:P.807 - P.810

文献概要

緒言
 カテーテル尿は中間尿に比して採尿時の汚染が少ないため,尿路感染症の診断に際して急性症例や1回で正確な情報を要する時などに用いられてきたが,その判定基準も一定せず1,2,4,5,6),さらに膀胱内に細菌を押し込み,医原性尿路感染を引き起こす危険のあることはすでに多くの報告から知られるところである1,4,5,7)
 今回カテーテル尿,恥骨上膀胱穿刺尿(以下SPA),および外尿道口周囲のswab(以下swab)を同時に採取して,カテーテル尿の判定基準およびカテーテル採尿法に伴ういわゆる逆行性感染の頻度と,その際のswabのもつ意義について検討するとともに,カテーテル尿とSPAの尿中白血球数および桿菌数を同時に算定し,比較したのでこれらの成績をここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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