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Urological Letter・158
テレビ透視下でのバスケットカテーテルによる尿管結石の引出し
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ページ範囲:P.123 - P.123
文献購入ページに移動尿管結石の膀胱鏡的操作をレントゲンテレビで透視することなしに行なうことは盲目的操作であるが,テレビ透視下に行なえば,これは目で見ながら調整できるわけである。ストンバスケットを開くべき時期を適格に知ることができるし,バスケットをどの位開ければよいのかもわかる。しばしばカテーテルの先で結石を,元あつた所よりも中枢側へ押し上げることがある。しかしテレビ透視下で調整しながら行なつている場合には問題は起こらない。以前よりもカテーテルを何回も行なうことはかなり減少してきた。そして,石の引出しの成功率は著しく増加してきた。統計をとつてこの結論を出すにはまだ症例が多くないが,もつと例数が多くなつたら,そうしたいと思つている。
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