文献詳細
綜説
文献概要
はじめに
陰茎持続勃起症はきわめて稀な疾患とはいえず,泌尿器科医である限り,誰しも幾度か遭遇する可能性がある。その場合,どう対処するのが最善なのか一瞬戸惑うことがあるかと思う。そこで最近の陰茎持続勃起症に対する治療の動向を探り,それが治療方針決定の一助になれば幸いと考え,あえて筆を取つた次第である。
陰茎持続勃起症は大別して神経因性,機械性,特発性に分けることができる。分類上の論議はさて置き,以下治療法について述べるが,癌浸潤や海綿体炎など局所的要因による機械性のものはそれに対する治療法も自ずから異なるわけで,ここでは特殊な場合を除外し,一般的な,特発性のものを中心とした治療法に限つた。
陰茎持続勃起症はきわめて稀な疾患とはいえず,泌尿器科医である限り,誰しも幾度か遭遇する可能性がある。その場合,どう対処するのが最善なのか一瞬戸惑うことがあるかと思う。そこで最近の陰茎持続勃起症に対する治療の動向を探り,それが治療方針決定の一助になれば幸いと考え,あえて筆を取つた次第である。
陰茎持続勃起症は大別して神経因性,機械性,特発性に分けることができる。分類上の論議はさて置き,以下治療法について述べるが,癌浸潤や海綿体炎など局所的要因による機械性のものはそれに対する治療法も自ずから異なるわけで,ここでは特殊な場合を除外し,一般的な,特発性のものを中心とした治療法に限つた。
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