文献詳細
原著
文献概要
緒言
前立腺肥大症(以下BPH)に対する手術療法としては,もつとも多くおこなわれているのはTUR,恥骨上式,恥骨後式,会陰式という順序である1)。しかし,術中と術後の出血の多いことがこの手術の問題点であつて,内科の泌尿器科医によつて幾多の工夫改良がなされている。われわれもこの点について努力し,よい結果を得たので報告する。
またこれに関して最近欧米と日本との報告のうち,その手術成績についてふれた論文は次のものがある(第1表)。
前立腺肥大症(以下BPH)に対する手術療法としては,もつとも多くおこなわれているのはTUR,恥骨上式,恥骨後式,会陰式という順序である1)。しかし,術中と術後の出血の多いことがこの手術の問題点であつて,内科の泌尿器科医によつて幾多の工夫改良がなされている。われわれもこの点について努力し,よい結果を得たので報告する。
またこれに関して最近欧米と日本との報告のうち,その手術成績についてふれた論文は次のものがある(第1表)。
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