文献詳細
特集 泌尿器科領域における生検
文献概要
組織の表面微細構造を拡大し観察する手段として,最近走査電子顕微鏡(以下SEMと略す)が医学領域に使用され始めている。
この装置の原理は1935年にKnollによつて発表されたが,当時の電子顕微鏡の開発主眼が分解能の向上におかれたこと,および技術的問題などから,透過電子顕微鏡(以下TEMと略す)に研究が集中された。その結果,TEM装置が完成し,医学領域でも早くよりTEMによる研究が始められ,多くの業績が蓄積されている。
この装置の原理は1935年にKnollによつて発表されたが,当時の電子顕微鏡の開発主眼が分解能の向上におかれたこと,および技術的問題などから,透過電子顕微鏡(以下TEMと略す)に研究が集中された。その結果,TEM装置が完成し,医学領域でも早くよりTEMによる研究が始められ,多くの業績が蓄積されている。
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