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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科28巻5号

1974年06月発行

Urological Letter・161

Ⅰ.TUR後の止血に大きい(75ml)バッグカテーテルの利用を,他

ページ範囲:P.445 - P.445

文献概要

 TUR後の前立腺窩からの出血は,バルーンカテーテル挿入以前に電気凝固で充分に止血できるのが常である。しかし,時にはカテーテルを挿入したときに出血が増強し,頻回なそして長い洗浄にもかかわらず,出血がつづくことがある。このようなときには,切除鏡を再度挿入して動脈性出血を凝固しなければならないことがある。まれには出血点を見きわめて凝固することが困難なことがあるが,そういう時には22〜24Fの75mlバルーンのついたカテーテルを入れる。そして75mlにまでバルーンをふくらまして牽引する。そして膀胱内には400〜500mlの潅流液を入れ,カテーテルを数分閉じておけばよい。そうすればほとんど常にただちに止血できる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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