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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科28巻5号

1974年06月発行

原著

陰茎折症の1例

著者: 大熊晴男1 白神健志1

所属機関: 1岡山済生会総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.455 - P.460

文献概要

緒言
 陰茎折症は報告者によつては,陰茎折傷,陰茎切傷などの別の名称で呼ばれることもあるが,要するに勃起した陰茎に鈍的外力が作用することにより陰茎海綿体白膜の断裂した状態をいう。比較的まれな疾患で,本邦では市川1)が1971年に61例の集計を,伊集院2)が1972年に76例の集計を報告している。
 最近われわれは本症の1例を経験したのでその概要を報告するとともに,市川1)以後の陰茎折症症例の集計を行ない,いささかの文献的,統計的考察を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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