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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科28巻7号

1974年07月発行

原著

盲管重複尿管の1例

著者: 佐々木忠正1 上田正山1 三木誠1 町田豊平1 南武1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科教室

ページ範囲:P.513 - P.517

文献概要

緒言
 盲管重複尿管(Blind Ending Bifid Ureter)は尿管奇形の中では非常に稀な疾患である。本邦では1929年,高橋1)の尿管憩室としての報告が最初で,その後,尿管憩室という言葉が一般に使用されてきたが,最近,発生過程の見地より盲管重複尿管と尿管憩室を区別する傾向にある。著者らは最近,膀胱腫瘍を合併した盲管重複尿管の1例を経験したので報告し,大矢の集計(1971)2)に10例を加えた31症例について統計的観察を行ない,本症の臨床像について検討する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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