icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科28巻8号

1974年08月発行

文献概要

文献抄録

小腸疾患者のカルシウムとクエン酸排泄について

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.633 - P.633

文献購入ページに移動
 最近腸炎患者に尿石発生の頻度の高いことが指摘され,蓚酸結石発生の原因について論議されている。
 小腸患者の過蓚酸尿発生の原因としてHoffmann(1970)は大腸菌の関与を重要視している。小腸疾患者にみられる過蓚酸尿と蓚酸結石発生の原因については現在不明と言わざるを得ないが,一般に尿から蓚酸カルシウム塩の析出をみる時には,蓚酸は過飽和状態にあることは当然であるが,蓚酸カルシウムの濃度のみならず,これの溶解に関与している他の尿中成分の異常によることも考えられる。この点について著者は10名の各種腸疾患患者について24時間尿の尿中カルシウム,クエン酸,蓚酸の排泄量,濃度を測定し,健康成人,特発性蓚酸結石者の尿と比較検討している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら