文献詳細
綜説
文献概要
緒言
1912年,Peter Bent Brigham病院の外科主任教授Harvey Cushingは今日でいうCushing氏病すなわち高血圧,肥満,無月経などを主訴とし,下垂体腫瘍のあつた数例を報告8),1932年同様の症状を呈する症例を12例集めて報告した9)。
このうち8例の剖検例中6例に下垂体腫瘍が認められ,その3例には好塩基細胞腺腫があつたことから,これら一連の症状を示す疾患群をpituitary pasophilismと称した。
1912年,Peter Bent Brigham病院の外科主任教授Harvey Cushingは今日でいうCushing氏病すなわち高血圧,肥満,無月経などを主訴とし,下垂体腫瘍のあつた数例を報告8),1932年同様の症状を呈する症例を12例集めて報告した9)。
このうち8例の剖検例中6例に下垂体腫瘍が認められ,その3例には好塩基細胞腺腫があつたことから,これら一連の症状を示す疾患群をpituitary pasophilismと称した。
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