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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科28巻9号

1974年09月発行

綜説

クッシング症候群

著者: 石橋晃1

所属機関: 1北里大学医学部泌尿器科学

ページ範囲:P.679 - P.688

文献概要

緒言
 1912年,Peter Bent Brigham病院の外科主任教授Harvey Cushingは今日でいうCushing氏病すなわち高血圧,肥満,無月経などを主訴とし,下垂体腫瘍のあつた数例を報告8),1932年同様の症状を呈する症例を12例集めて報告した9)
 このうち8例の剖検例中6例に下垂体腫瘍が認められ,その3例には好塩基細胞腺腫があつたことから,これら一連の症状を示す疾患群をpituitary pasophilismと称した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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