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急性腎盂腎炎のIP像について
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ページ範囲:P.39 - P.39
文献購入ページに移動この患者については2年前にIPが施行されており,今回のIP像と比較すると,左腎には2回のIP像に変化は認められないが,右腎では腎の腫大(長径で2.5cm,横径で1.0cm)と上極腎像の不鮮明化,上極皮質部の肥厚化が著明に認められた。患者はゲンタマイシン静注3日施行したが,症状軽快しないため開腹して腎をみたところ,上極に限局して腫脹部があり,一部壊死化していたのでこの部を含めて半腎摘除術をした。組織学的には膿瘍を含む急性腎盂腎炎所見であつた。その他の症例は6歳女児と52歳女性の急性腎孟腎炎例であるが,いずれも急性炎の時期と化学療法施行後症状消褪時のIP像を比較して,腎盂腎炎側の腎腫大と腎盂腎杯像の不鮮明化と圧追像などが認められている。
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