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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻10号

1975年10月発行

原著

排尿障害を伴つた色素性乾皮症の1例

著者: 佐藤義基1

所属機関: 1星丘厚生年金病院泌尿器科

ページ範囲:P.875 - P.878

文献概要

はじめに
 色素性乾皮症(Xeroderma pigmentosum,以下XPと略記することあり)は1870年にKapsiによつて初めて記載され,その後常染色体性劣性遺伝子による遺伝病であることが知られている皮膚疾患である。20万人に1例という比較的まれな疾患ではあるが,色素沈着に始まり,乾皮症を呈し,ほとんどすべての例で皮膚癌を生じ,予後不良であるという特徴から,その診断はあまり困難ではない。私たちは最近,排尿障害を主訴とし,種々の神経症状を示したXPの1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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