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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻10号

1975年10月発行

文献概要

小さな工夫

新しく開発された尿道注入用陰茎把持器(サニーホルダー)の使用経験について

著者: 加藤正和1 鈴木富夫1

所属機関: 1仙台杜会保険病院泌尿器科

ページ範囲:P.886 - P.887

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 このたび,ムサシェンジニアリングK.K.において新しく開発された尿道注入用陰茎把持器(サニーホルダー)を用いて尿道・膀胱造影法を行ない,満足すべき結果を得たので報告する。
 従来,尿道および前立腺疾患の診断に必要な尿道・膀胱造影法を施行する際には,術者は左手指にて陰茎亀頭部を把持し,右手で注入器を尿道口部に当てがつて,造影剤を注入しながら撮影を行なつていた訳である。この場合には,撮影の瞬間も造影剤を注入し続けなければならないため,直接術者の手が放射線に爆射されることが問題になつている1)。しかし,防護の対策としては,防護用の手袋が挙げられる訳であるが,これを使用した場合には操作がやり難くなるため,大矢ら2)の調査では半数以上の機関が素手(無防護)で行なつている現状である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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