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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻11号

1975年11月発行

文献概要

原著

腟転移を来した腎細胞癌の1例

著者: 中村順1 新家俊明1 大川順正2 井手辰夫3

所属機関: 1市立岸和田市民病院泌尿器科 2和歌山県立医科大学泌尿器科学教室 3貝塚市立病院婦人科

ページ範囲:P.949 - P.954

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緒言
 腎腫瘍が発熱や多血症もしくは高Ca血症といつた非特異的な症候を契機にして発見されたり,また無症候に経過していたものが転移を来し,そのために発見されたりすることは珍しいことではない。しかしながら,一般に腎腫瘍の転移は肺,肝,腎やリンパ節に起こることが多く,腟や外陰部へ転移することは極めて稀とされている。
 著者らは,最近,腟壁に発生した腫瘤の生検により腎腫瘍の転移と診断され,精査の結果,右腎腫瘍が発見された症例を経験したので,ここにその詳細を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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