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手術手技
腹膜弁を用いた膀胱腔痩閉鎖術
著者: 今村一男1 吉田英機1
所属機関: 1昭和大学医学部泌尿器科学教室
ページ範囲:P.1023 - P.1027
文献購入ページに移動膀胱腟瘻は尿が絶えず漏れ,患者の苦痛が大きいが,その治療は必ずしも容易であるとは言い難く,したがつて閉鎖術には種々の工夫が必要になるわけである。著者らは1963年から1974年までの12年間に膀胱腟瘻8例に対し瘻孔閉鎖術を施行したが,うち最近の3例には腹膜弁を用いて瘻孔閉鎖部を隔離するような方法を行ない,3例共成功したので,腹膜を用いる瘻孔閉鎖術について述べ若干の考察を行ないたいと思う。
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