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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻12号

1975年12月発行

文献概要

原著

胃癌の尿管転移—転移形式に関する一考察

著者: 村山猛男1 河辺香月1

所属機関: 1三楽病院泌尿器科

ページ範囲:P.1035 - P.1039

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緒言
 尿管癌は一般に原発性と続発性に大別されるが,続発性尿管癌は原発性に比し発生頻度は低い。続発性尿管癌をCampbell1)は4群に分類している。そのうちいわゆる転移性尿管癌で,胃癌が原発巣である症例は本邦で36例発表されている。
 われわれは最近,胃癌で胃亜全切除術を施行した後,原発巣には再発の所見なく,はじめ左尿管へ癌が転移し,つづいて末期に右尿管へ転移した症例を経験した。本例では従来いわれているようなリンパ行性,または血行性転移が考えにくいので,自験例を加えた36例について転移形式を中心に検討を加える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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