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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻12号

1975年12月発行

文献概要

Urological Letter・178

慢性前立腺炎

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.1065 - P.1065

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 近年前立腺炎に関する文献は抗生物質による治療問題に集中している。意識的か否かはわからないが,ドレナージの問題が論じられていない。本症の際には,細菌は含まれていることもいないこともあるが,前立腺液の貯溜が起こるので,マッサージはドレナージを良くする意味で推賞されるものと思われる。
 前立腺に炎症が起こるとドレナージが悪くなるので,泌尿器科医は正しいドレナージの必要性を十分に認識している。十分なドレナージの必要性を認識しているにもかかわらず,ドレナージの乏しい前立腺炎の治療に当たると,実際には抗生物質を大量に投与して治そうとする傾向があるように思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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