文献詳細
原著
文献概要
緒言
腎腫瘍は泌尿器科領域において代表的な腫瘍の一部を占める。今までの臨床報告にも皮膚1),骨2),腟壁3),陰嚢内4),脳5)などの遠隔転移や,術前診断の確定できなかつた症例6)などの興味ある報告がみられるが,私達は腎摘除術後に口腔内の転移巣を発見した1例,および外傷後の血尿が持続する経過中に腎腫瘍が診断された1例を経験したので報告する。
腎腫瘍は泌尿器科領域において代表的な腫瘍の一部を占める。今までの臨床報告にも皮膚1),骨2),腟壁3),陰嚢内4),脳5)などの遠隔転移や,術前診断の確定できなかつた症例6)などの興味ある報告がみられるが,私達は腎摘除術後に口腔内の転移巣を発見した1例,および外傷後の血尿が持続する経過中に腎腫瘍が診断された1例を経験したので報告する。
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