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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻2号

1975年02月発行

原著

重複腎盂尿管の臨床的意義について

著者: 松下一男1 木下英親1

所属機関: 1済生会中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.105 - P.109

文献概要

緒言
 重複腎盂尿管は尿路奇形のうちではしばしば見られるもののひとつである。欧米では,その頻度や病態生理に関する報告がいくつも出ているが,本邦では,他の尿路奇形を合併した症例報告がほとんどで,まとまつた報告はまだないようである。そこで,われわれは,当病院である一定期間に撮影されたIVPについて重複腎盂尿管の頻度と形態を調べ,そのうちからいくつかの症例を選んでX-ray cinematographyにより尿管蠕動の観察をも行ない,臨床所見との関連について考えてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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