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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻2号

1975年02月発行

小さな工夫

Flexible type の silicone penile prosthesis

著者: 白井将文1 鈴木富夫2 加藤正和2 秋山太一郎3

所属機関: 1東北大学医学部泌尿器科学教室 2仙台社会保険病院泌尿器科 3日本医用高分子材料研究所

ページ範囲:P.161 - P.161

文献概要

 最近organic impotenceに対してsilicone prosthesisを陰茎内に挿入する手術が行なわれるようになりかなり良好な成績が得られるようになつた(Loefflerら19641);Pearman 19672), 19723);Lasg 19684);Scottら19735);Geeら19736))。陰茎内に挿入するsilicone Prosthesisは術者によつて,それぞれ手術方法に合わせて工夫がなされて来た.
 われわれも初期にはsilicone prosthesisを陰茎の背面でBuckのfasciaとtunica albugineaの間で先端はcorona glandisより根元はsuspensory ligamentの部位まで挿入する手術を行なつていたが(白井ら19717)),この方法ではsilicone prosthesisが陰茎の背面で移動するため,性交に際して陰茎の腟内挿入が多少困離であることがわかつた。そこでわれわれは現在ではsiliconeprosthesisをtunica albugineaを切開して陰茎海綿体内でtunica albugineaの直下に挿入するようにしている(白井19748))。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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