icon fsr

雑誌目次

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻3号

1975年03月発行

雑誌目次

図譜・432

尿管異常開口

著者: 竹崎徹

ページ範囲:P.172 - P.173

 患者 3歳1カ月,女児。
 初診 昭和47年11月22日。

図譜・433

尿道異物

著者: 新山孝二

ページ範囲:P.174 - P.174

 症例 16歳,男子学生。
 主訴 体動時の会陰部痛。

図譜・434

真性半陰陽の膣・子宮・卵管・精管造影像

著者: 白井将文 ,   松田尚太郎 ,   光川史郎

ページ範囲:P.175 - P.175

 症例 22歳,社会的性は男性,大学生。 主訴 外性器異常。 既往歴 特記すべきことなし。
 家族歴 両親は健康で血族結婚ではない。姉と弟があるがいずれも性器に異常はみられない。また患者を妊娠中母親がホルモンなどを使用したことはなく,分娩も正常であつた。

原著

保存的手術によつて好結果を収め得た傍腎性仮性嚢胞の1例

著者: 金子佳雄

ページ範囲:P.179 - P.183

緒言
 外傷その他の原因によつて腎周囲に液体が貯溜して嚢胞状を呈する傍腎性仮性嚢胞は,臨床上比較的稀な病変である。治療としては,多くの場合嚢胞壁を含めて腎摘除が行なわれてきたが,私は最近外傷後に発生した本症の1例に対して腎保存的手術を行ない,治癒せしめ得たので報告する。

巨大腎細胞癌の1剖検例—附,本邦剖検例の統計的観察

著者: 角田和之 ,   井隆之 ,   山崎郁雄

ページ範囲:P.185 - P.190

緒言
 腎細胞癌の診断,治療,転移,予後および剖検例については現在まで数多くの報告がみられる。しかし早期診断,治療法など臨床的には検討すべき問題点がまだ多い。
 今度,巨大な腎細胞癌の1剖検例を経験した機会に,昭和43年から昭和45年まで3年間の日本病理学会編・日本病理剖検輯報に報告された腎腫瘍症例について,統計的観察を行なつたので併せて報告する。

遊走腎の治療法の検討—特にコルセット療法と効果判定法を中心として

著者: 池田直昭 ,   小川由英 ,   東福寺英之 ,   川上隆 ,   織田孝英 ,   佐々木秀樹 ,   高山東洋

ページ範囲:P.193 - P.199

はじめに
 遊走腎における腎固定術の適応とその方法については既に詳細に報告したごとくであるが1),症状を如何に分析してみても,それが手術の絶対適応であるか否かに迷うことはしばしば遭遇するところである。強度の疼痛2),血尿3),腎盂腎炎の反復4)などの手術的緊急性所見のない限り,本症に対して有効な保存的療法が選択し得るのならそれらを試みるに越したことはない。既に薬物療法としては蛋白同化ホルモン5,6),ペリアクチン7)などによる肥満を目的とした方法が試みられているが,腎が正常位置に固定される可能性は現実には困難なようである。本疾患のごとき力学的位置異常に起因するものは力学的療法にまつべきであることは自明ともいえよう。
 従来,手術以外の方法としては,コルセットの使用がよいとされているが,その形式着用法など構造上の問題について合理性を以て紹介された例はほとんど見当らない。焦点は如何に腎の可動性を抑えるかであるが,要は本症に合併している胃腸下垂をも含めて,確実に腎固定が可能で,更に,日常生活や作業に不自由または苦痛を与えない工夫を加えることである。著者らは数年来この点を考慮しつつ改良を重ねた腎コルセットを用いているが,本コルセットの一層の向上を期して2年に1度,その症状の経過とコルセットの改良点の有無を調査している。

劇症肝炎にて死亡した血液透析患者の2症例

著者: 桜井健治 ,   門脇和臣 ,   鮫島正継 ,   橋本博之 ,   平田紀光 ,   鎗水史朗 ,   酒井糾 ,   小柴健

ページ範囲:P.201 - P.205

緒言
 近年慢性腎不全に対する血液透析治療が著しく進歩し,腎不全患者の社会復帰率は向上しつつある。しかしながら,慢性腎不全には透析治療だけで避けえないいくつかの合併症があり,貧血もその一つで,やむを得ずなされる輸血が原因となつて肝炎に罹患し,そのために社会復帰ができない例も少なくない。
 昭和48年秋東京で開催された人工透析研究会での小高の報告によると,血液透析患者の肝炎による死亡率は3.8%であるが,われわれの施設(開所昭和46年7月27日)では本年5月末までに12名の肝炎患者が発生し,そのうちの2名(全死亡例の8.3%)が劇症肝炎のため死亡している。本論文ではこの2症例の経過概要を報告し,肝炎の重症化の要因を検討するとともに肝炎経過中にみられた高K血症について検討を加える。

自然排出困難と思われた尿管結石の経尿道的抽出例

著者: 宮崎亮 ,   内藤政男

ページ範囲:P.207 - P.212

はじめに
 われわれは,径1.2cm×1.3cmの尿管結石をstring basket catheter(改良を加えたDormia bas-ket catheter)を用い経尿道的に摘出せしめ得た例および比較的自然排出困難と思われた尿管結石を摘出,または排出を促進せしめ得た症例を経験したので報告する。

後腹膜神経節神経腫の1例

著者: 原田一哉 ,   渡辺泱 ,   猪狩大陸 ,   棚橋善克 ,   斉藤雅人 ,   斉藤慎太郎

ページ範囲:P.213 - P.216

緒言
 おれわれは最近後腹膜に発生した神経節神経腫の1例を経験したので報告する。

ファイバー膀胱・尿道鏡についての新しい試み—金属外套管の併用法

著者: 阿曾佳郎 ,   横山正夫 ,   福谷恵子 ,   垣添忠生

ページ範囲:P.221 - P.225

はじめに
 下部尿路系—膀胱,尿道の内視鏡については,従来の硬性鏡が非常に優れ,消化器系あるいは呼吸器系におけるがごとく,とくにファイバースコープを活用しなくても診断,治療上さしたる不便はない。ファイバースコープを膀胱あるいは尿道鏡として活用する際,現状では硬性鏡と比較し,種々の欠点がある。第一に,硬性鏡のように外面が平滑でなく尿道を通過させる際に抵抗が大きく,疼痛の原因となる。第二に,ファイバースコープの先端がどこにあるかを知ることが難しい,またその先端を術者が観察したいと思う場所にもつてゆくことが困難である。第三に,男性の場合には尿道の抵抗が大きいので,ファイバースコープをその軸のまわりに回転させても必ずしもその力がそのままスコープの先端に伝わらず,先端の向きを変えるのが困難で,その位置も不確かである。第四に,"見えの大きさ"が小さい。第五に,解像力が劣り,像が不鮮明である。第六にスコープ中に潅流用の水を流すための十分なスペースを組み入れることが技術的に難しい。以上のようにファイバースコープにはさまざまな欠点あるいは制約があるが,以下にあげる利点もある。第一に十分に明るいcool lightをうることができ,それゆえストロボ,フラッシュなど面倒な装置を使用せずとも写真撮影が可能である。第二に屈曲性があるので見返しがきき,膀胱頸部をよく観察しうる。

精管の自然再吻合例

著者: 大矢正巳

ページ範囲:P.227 - P.229

緒言
 避妊を目的とする精管切断(切除)術は初め癩療養所で行なわれ,光田1,2)によつて大正4年から始められたと考えられる。戦後は一般に行なわれ,しかも20〜30歳台の比較的若年層の希望者が多く,将来の復元術を考慮する必要がある。このため手術をひかえ目にし,切除術でなく切断術を行なつたところ,精管の自然再吻合を来した例を経験したので報告する。

原発性女子尿道癌の2例—附,本邦報告例の文献的考察

著者: 新村研二 ,   早川正道 ,   木村茂三 ,   藤岡俊夫 ,   河村信夫 ,   土方允久 ,   笠原正男

ページ範囲:P.231 - P.238

緒言
 原発性女子尿道癌は比較的稀な疾患で,欧米では1833年Boivin & Dugesにより初報告がなされ1,2),1952年Mccrea2)が504例を蒐集している。本邦においては1905年,難波の第1例3)以後,現在まで205例の報告をみる。
 Ehrendorfer4)の記載した古典的な分類として,原発性女子尿道癌はVulvo-urethral type (陰門尿道癌)とUrethral type (尿道固有癌)の2つに分けられる。今回著者らは,Urethral typeに属する2例を経験したので報告し,本邦における既報の原発性女子尿道癌例をとりまとめ,文献的考察を試みた。

外傷性外陰部剥皮症の1治験例

著者: 竹崎徹 ,   会田靖夫 ,   小平潔 ,   柿崎勉

ページ範囲:P.241 - P.246

緒言
 外陰部の開放性損傷中,特殊なものに男性外陰部剥皮症がある。これは陰茎陰嚢皮膚の一部または全部が外力により剥脱された状態をいうのであるが,男性外陰部の可動性に富む解剖学的構造から極めて稀な外傷である。
 われわれは最近,骨盤骨折,膀胱および尿道破裂,腸管断裂を合併した陰茎陰嚢剥皮症の1例を経験し,陰茎形成において,いわゆるtubed pe-dicle flap(Filatov法一管状移動弁形成法)を試みて成功したので若千の文献的考察を加えて報告する。

陰茎持続勃起症の2症例—持続勃起を初発症状とした白血病小児症例およびcaverno-spongiosa anastomosisの成人症例

著者: 長田尚夫 ,   井上武夫 ,   平野昭彦 ,   田中一成

ページ範囲:P.247 - P.251

緒言
 陰茎持続勃起症は泌尿器科医にとつて必ず経験する疾患でありながら,その発生機転については不明な点も多く,治療法にも満足すべきものが少なく,多くの問題が残されている。
 最近,われわれは陰茎持続勃起症を初発症状とした慢性骨髄性白血病の小児症例と,特発性陰茎持続勃起症の成人症例の2例を経験した。前者には白血病の血液学的な発症機序にもとづいた保存的療法を,後者には静脈バイパス法としてのcaverno-spongiosa anastomosisの手術療法を行なつた。これらの2症例の治療法に関し,若干の検討を加えたので報告する。

文献抄録

腹部転移著明な絨毛上皮癌の長期生存例

ページ範囲:P.190 - P.190

 悪性絨毛上皮癌は一般に予後が極めて不良である。著者は転移著明な上記疾患の治療後30ヵ月健康に生存している症例を報告している。
 症例は22歳白人,6ヵ月来右睾丸の腫脹と両側女性化乳房,肝直下に大型のリンパ節転移と思われる腹部腫瘤を触れる。IVPで右側尿管の側方圧排像と腎盂腎杯の著明な拡張を認める。妊娠反応陽性。1971年12月に高位除睾術が施行された。組織像の主体は精上皮腫で一部に胎生癌,絨毛上皮癌の像が認められ,著者の病院へ転送された。転院後は腹部腫瘤は更に増大し疼痛も加わつてきた。胸部X線縁には転移所見はなかつたが,24時間尿のCGTは210,000国際単位と高い。

Urological Letter・169

Ⅰ.X線学的には小欠損像で,実際は腎盂に拡がつていた癌/Ⅱ.腎の腫瘤の鑑別診断に眼よりも手の方がベターか

ページ範囲:P.225 - P.225

 73歳の婦人に右側腹部痛と肉眼的血尿が起こつた。第2回目の肉眼的血尿が出た時,膀胱鏡検査をうけたところ,右尿管口から血尿が噴出していることがわかつた。排泄性腎盂像で,右尿管始部に充盈欠損らしいものが認められた。この所見は逆行性腎盂撮影で確認された。おそらく尿酸結石だろうということで2週間尿のアルカリ化を行なつた。尿からの細胞診は陰性であつた。尿のアルカリ化のあとで撮つた逆行性腎盂像でも充盈欠損像は依然として存在し,かつ前よりも小さくなつていなかつた。腎盂と尿管始部の移行部を切開してみると乳頭状のものが現われたが,すぐひつこんでしまつた。しかし,腎盂鏡で確認された。腎盂鏡を入れる前に腎盂粘膜をみると粗糙に見えた。腎盂の切開創を閉じて,根治的腎尿管全摘をした。病理学者の解答は分化程度の低い移行上皮癌で全腎盂・腎杯に拡がつていたという。この所見は初めのX線検査の時の陰影欠損—このときは直径1cm以下だつた—とドラマティックに違つているものであつた。したがつて,保存的手術を企図しても,腎盂・腎杯粘膜が粗糙なときは広汎な新生物であることを指示していることもあるわけである。こんなときは,保存的手術をするか根治的方法を採るかを決めるために粘膜の生検を,凍結標本でただちに組織学的に決めることが絶対必要である。

--------------------

内国文献

ページ範囲:P.252 - P.252


 ○高Ca透析液の臨床効果,平野 宏:日本臨床,33; (2), 166, 1975.
 ○血液ガスの臨床—腎疾患,浦壁重治.他:メティチー ナ,12;(2),58,1975

基本情報

臨床泌尿器科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1332

印刷版ISSN 0385-2393

雑誌購入ページに移動

バックナンバー

76巻13号(2022年12月発行)

特集 これだけは知っておきたい! 泌尿器科診療でも活きる腎臓内科の必須知識

76巻12号(2022年11月発行)

特集 ブレずに安心! 尿もれのミカタ

76巻11号(2022年10月発行)

特集 限局性前立腺癌診療バイブル―このへんでキッチリと前立腺癌診療の“あたりまえ”を整理しよう!

76巻10号(2022年9月発行)

特集 男性不妊診療のニューフロンティア―保険適用で変わる近未来像

76巻9号(2022年8月発行)

特集 前立腺肥大症(BPH)の手術療法―臨床現場の本心

76巻8号(2022年7月発行)

特集 泌尿器腫瘍における放射線治療―変革期を迎えた令和のトレンド

76巻7号(2022年6月発行)

特集 トラブルゼロを目指した泌尿器縫合術―今さら聞けない! 開放手術のテクニック

76巻6号(2022年5月発行)

特集 ここまで来た! 腎盂・尿管癌診療―エキスパートが語る臨床の最前線

76巻5号(2022年4月発行)

特集 実践! エビデンスに基づいた「神経因性膀胱」の治療法

76巻4号(2022年4月発行)

増刊号特集 専門性と多様性を両立させる! 泌尿器科外来ベストNAVI

76巻3号(2022年3月発行)

特集 Female Urologyの蘊奥―積み重ねられた知恵と技術の活かし方

76巻2号(2022年2月発行)

特集 尿路性器感染症の治療薬はこう使う!―避けては通れないAMRアクションプラン

76巻1号(2022年1月発行)

特集 尿道狭窄に対する尿道形成術の極意―〈特別付録Web動画〉

75巻13号(2021年12月発行)

特集 困った時に使える! 泌尿器科診療に寄り添う漢方

75巻12号(2021年11月発行)

特集 THEロボット支援手術―ロボット支援腎部分切除術(RAPN)/ロボット支援膀胱全摘除術(RARC)/新たな術式の徹底理解〈特別付録Web動画〉

75巻11号(2021年10月発行)

特集 THEロボット支援手術―現状と展望/ロボット支援前立腺全摘除術(RARP)の徹底理解〈特別付録Web動画〉

75巻10号(2021年9月発行)

特集 今こそ知りたい! ロボット時代の腹腔鏡手術トレーニング―腹腔鏡技術認定を目指す泌尿器科医のために〈特別付録Web動画〉

75巻9号(2021年8月発行)

特集 ED診療のフロントライン―この一冊で丸わかり!

75巻8号(2021年7月発行)

特集 油断大敵! 透析医療―泌尿器科医が知っておくべき危機管理からトラブル対処法まで

75巻7号(2021年6月発行)

特集 前立腺肥大症(BPH)薬物治療のニューノーマル―“とりあえず”ではなくベストな処方を目指して

75巻6号(2021年5月発行)

特集 躍動するオフィスウロロジー―その多様性に迫る!

75巻5号(2021年4月発行)

特集 前立腺癌のバイオロジーと最新の治療―いま起こりつつあるパラダイムシフト

75巻4号(2021年4月発行)

増刊号特集 泌尿器科当直医マニュアル

75巻3号(2021年3月発行)

特集 斜に構えて尿路結石を切る!―必ず遭遇するイレギュラーケースにどう対処するか?

75巻2号(2021年2月発行)

特集 複合免疫療法とは何か? 腎細胞癌の最新治療から学ぶ

75巻1号(2021年1月発行)

特集 朝まで待てない! 夜間頻尿完全マスター

74巻13号(2020年12月発行)

特集 コロナ時代の泌尿器科領域における感染制御

74巻12号(2020年11月発行)

特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール―いま伝えたい箴言・格言・アフォリズム〈下部尿路機能障害/小児・女性・アンドロロジー/結石・感染症/腎不全編〉

74巻11号(2020年10月発行)

特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール―いま伝えたい箴言・格言・アフォリズム〈腫瘍/処置・救急・当直編〉

74巻10号(2020年9月発行)

特集 令和最新版! 泌尿器がん薬物療法―手元に置きたい心強い一冊

74巻9号(2020年8月発行)

特集 泌尿器腫瘍の機能温存手術―知っておくべき適応と限界

74巻8号(2020年7月発行)

特集 これが最新版! 過活動膀胱のトリセツ〈特別付録Web動画〉

74巻7号(2020年6月発行)

特集 小児泌尿器科オープンサージャリー―見て学ぶプロフェッショナルの技〈特別付録Web動画〉

74巻6号(2020年5月発行)

特集 高齢患者の泌尿器疾患を診る―転ばぬ先の薬と手術

74巻5号(2020年4月発行)

特集 ここが変わった! 膀胱癌診療―新ガイドラインを読み解く

74巻4号(2020年4月発行)

増刊号特集 泌尿器科診療の最新スタンダード―平成の常識は令和の非常識

74巻3号(2020年3月発行)

特集 泌尿器科手術に潜むトラブル―エキスパートはこう切り抜ける!

74巻2号(2020年2月発行)

特集 いま話題の低活動膀胱―これを読めば丸わかり!

74巻1号(2020年1月発行)

特集 地域で診る・看取る緩和ケア―泌尿器科医として知っておくべきこと

icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら