文献詳細
原著
文献概要
緒言
避妊を目的とする精管切断(切除)術は初め癩療養所で行なわれ,光田1,2)によつて大正4年から始められたと考えられる。戦後は一般に行なわれ,しかも20〜30歳台の比較的若年層の希望者が多く,将来の復元術を考慮する必要がある。このため手術をひかえ目にし,切除術でなく切断術を行なつたところ,精管の自然再吻合を来した例を経験したので報告する。
避妊を目的とする精管切断(切除)術は初め癩療養所で行なわれ,光田1,2)によつて大正4年から始められたと考えられる。戦後は一般に行なわれ,しかも20〜30歳台の比較的若年層の希望者が多く,将来の復元術を考慮する必要がある。このため手術をひかえ目にし,切除術でなく切断術を行なつたところ,精管の自然再吻合を来した例を経験したので報告する。
掲載誌情報