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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻3号

1975年03月発行

原著

外傷性外陰部剥皮症の1治験例

著者: 竹崎徹1 会田靖夫1 小平潔1 柿崎勉1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.241 - P.246

文献概要

緒言
 外陰部の開放性損傷中,特殊なものに男性外陰部剥皮症がある。これは陰茎陰嚢皮膚の一部または全部が外力により剥脱された状態をいうのであるが,男性外陰部の可動性に富む解剖学的構造から極めて稀な外傷である。
 われわれは最近,骨盤骨折,膀胱および尿道破裂,腸管断裂を合併した陰茎陰嚢剥皮症の1例を経験し,陰茎形成において,いわゆるtubed pe-dicle flap(Filatov法一管状移動弁形成法)を試みて成功したので若千の文献的考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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