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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻4号

1975年04月発行

原著

排尿時膀胱尿道撮影

著者: 小川秋実1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.305 - P.308

文献概要

緒言
 排尿時膀胱尿道撮影は,膀胱尿管逆流や尿道弁の診断に欠くことはできないが,これを実施するには,従来はあらかじめ膀胱へ我慢できる限界まで造影剤を注入しておくとかの生理的とはいい難い操作を必要とし,しかも被験者の排尿に対する心理的抑制が強いため,特に女性では不成功に終わる場合が少なくなかつた。
 われわれは撮影時の体位,周囲の環境,撮影の方向と条件などに検討を行なつた結果,現在ではほとんどの被験者に排尿時撮影が可能となり,ルーチンの尿路撮影の一つとして実施しているので,その方法を紹介し,臨床的意義について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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