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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科29巻5号

1975年05月発行

原著

本邦最長期生存例と思われる腸管利用尿路変更手術症例

著者: 廣瀬欽次郎1 村橋勲1 今尾貞夫1 赤座英之1 瀬戸輝一2 市川篤二3

所属機関: 1都立墨東病院泌尿器科 2国立がんセンター臨床病理 3国立東京第一病院

ページ範囲:P.367 - P.370

文献概要

 泌尿器科領域において,腸管利用による尿路変更手術は最近極めて般的手術として施行されつつあるが,未だその遠隔成績についての報告は少ない。
 われわれは最近著者の一人,市川1)が昭和12年にSeiffert氏小腸サイフォン膀胱手術を施行せる症例が術後35年健常な生活を送り,卵巣癌の併発により死亡せる症例を経験したので,その剖検所見ならびに利用腸管の組織学的所見につき報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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